離乳食を開始したときは「おかゆ」だけですが、慣れてきて離乳食が進んできたら、お魚も積極的に取り入れてみましょう。
魚には、たんぱく質やカルシウムなど、赤ちゃんの発育に必要な栄養素がたっぷり含まれています。
とは言え、魚は骨があり与えるのは大変です。そこでおすすめなのが「しらす」です。
しらすは離乳食にも取り入れやすく、お魚デビューするにはぴったりの食材ですよ。
しらすを食べられるのはいつから?
しらすは離乳食初期の5~6ヶ月で与えて良い食材です。ですが、すぐに与えるのではなく、まずはおかゆを慣れさせてから、次のステップに進むタイミングで離乳食に取り入れてみましょう。
また、しらすは固形物になるので、ごっくんが上手にできるようになったらあげてみてくださいね。
しらすの栄養はどんなものが含まれているの?
文頭でもご紹介したように、しらすにはたくさんの栄養が含まれています。
特に多く含まれているのが「カルシウム」です。カルシウムは、赤ちゃんの骨や歯をつくる欠かせない栄養素です。体も丈夫になり、基礎をつくるもとにもなります。
また、「鉄分」も豊富に含まれていて、赤ちゃんの貧血防止に効果があります。
しらすを与えるときの注意点
しらすを与える時には、次の2点をしっかり守るようにしましょう。
1つ目は、「しっかり塩抜きする」ことです。しらすは海の食材のため、塩分が強いです。
そのままの状態では、塩気が強すぎて赤ちゃんの胃腸に負担がかかってしまいます。場合によっては消化不良を起こしてしまう場合もあるので、事前に塩抜きを必ず行いましょう。
2つ目は、「新鮮なしらすを選ぶ」ことです。
しらすは賞味期限が短く、傷みが早い食材です。そのため、できるだけ新鮮なものを使うようにしましょう。
新鮮なしらすは、色が白くハリがあります。色が変わっていたり、かたちが崩れているしらすは買わないようにしましょう。
しらすを使った離乳食レシピ
「しらすと大根の煮物」
しらす20g 大根 20g 赤ちゃん用のだし100ml
しらすはあらかじめ塩抜きしておきます。大根は1cm角に切ります。
鍋に材料をすべて入れ、火が通るまでコトコトと煮込みます。
大根が柔らかくなったら完成です。
「しらす入りおうどん」
しらす30g うどん1/3玉 卵1個 しょうゆ小さじ1
しらすはあらかじめ塩抜きをしておきます。
うどんは食べやすいように刻み、茹でておきます。
鍋にうどんと水を適量入れ、ひと煮立ちしたら醤油を追加します。
味がなじんだらしらすを入れ、溶き卵を回しいれてさらにひと煮立ちします。
卵にしっかり火が通れば完成です。